お兄ちゃん夢イベント最終話

「(ここは・・・?ああ、あの客船だ。夕日が夜の闇に沈んでいき、星の光がやさしく降り注ぐ時間。今は客船の船尾で、水しぶきをぼんやり眺めている。振り向くと、お兄ちゃんが優しく微笑んでくれる。」
私にも微笑んでください。
「そろそろ寒いですから、部屋へ戻りましょうか?」
「お兄ちゃんて、いつから執事になったの?」
「お忘れですか?お嬢様が小さい頃からずっとお側にいるじゃありませんか。」
「そっか・・・」
「もし、何かご不満などがありましたら、何でもお申し付けください。私はお嬢様に全てを捧げた身、お嬢様のためであれば死すらいといません」
「ダ、ダメだよ!そんな事言わないでずっと側にいてくれなくちゃ!」
「お嬢様・・・はい、仰せのままに」
「(ひざまずいてそう言ったお兄ちゃんの目は、まるで全てを包み込んでくれるようで。このまま・・・ずっとこのままで・・・。)」
が、夢から覚める主人公。
「(ものすごく残念・・・・・・・。)」
次の日・・・4キロも太ってた!!!(笑